現役最強と言われる渡辺明名人。
彼が、序盤の定石を解説してくれる動画がこれ。
名人はこの動画を、
「難しいし、おもしろくない」
と言っていますが、
いやいやいや、
難しいですがおもしろいです。
名人の言う、
「これを指すと、手が広がらない」
という指摘、
なるほどと思いました。
まだ序盤、形を決めすぎてはダメなんですね。
(まあ、わたしなどのレベルでは、
流れるような形の変幻など望むべくもないので、
ぎごちなく歪な形に収まってしまうわけですが……涙)
でも将棋って、
「人生」に例えやすいです。
たとえば、2つの手があって、
どちらがいいというのでもない場合、
どちらを選ぶ場合でも、
「これも一局」
なんて、しばしば言われます。
大学に入るとき、
仏文にしようか、物理にしようか……
どちらを選んでも、
それはそれで一つの人生ですね。
あと、
「将棋は、指し直しができない」
という点も、やはり人生に例えられることが多いです。
もちろん、この「人生に例える」ってこと自体、
なんというか、前世紀感が強いですが、
でもやっぱり、
かすかな真実は含まれている気がしますね。