2022年1月25日火曜日

『ハニー・シガー 甘い香り』

MFFF 第1弾として、

『ハニー・シガー 甘い香り』(2020)

を選んだのは、
設定に惹かれたからです。
主人公は17歳のセルマ。
パリの高級住宅地ヌイイに生まれ育ち、父親は弁護士。
一家は、ベルベル系の移民です。
そして時代が、なんと1993年。
『パピチャ』と同じ、
アルジェリア内戦を背景にしているのです。
これはおもしろそう、ですよね。


ところが!
結論から言うなら、
ぜんぜんおもしろくありませんでした。
無駄に性的な描写が多く、
それも全体に陳腐で時代遅れな感じ。
アルジェリア内戦という背景も生かし切れず。
最近見た映画の中では、
一番の駄作だと感じました。