2022年1月22日土曜日

『クリスマス・フロウ』


フランスのドラマ、

『クリスマス・フロウ』

を見てみました。
ドラマと言っても、エピソードが3つあるだけなので、
すぐ見終わります。


主人公リラは、
女友達二人(ともに白人)と、
レ・シモーヌというフェミニスト・グループを結成しています。
これは、Les Simones。
つまり、シモーヌ(・ドゥ・ボーヴォワール)たち、ってことですね。
で、彼女らは、
超有名ラッパーにして、
ミソジニストで女好きというマルキュスを攻撃します。
が、このラッパーとさまざまに出会ううち、
リラとマルキュスが恋に落ち……というお話です。

まあ、おもしろい、かな。
設定自体はおもしろいので、
滑り出しはいい感じで、
その後のエピソードのそれぞれも、
悪くはないんですが、
結局、ストーリーがとても弱い。
物語を作る力がないので、3話で終わってしまった感じです。
厳しく言うと、思いつきで終わった感じ。

むしろ注目すべきなのは、
リラを演じたシリン・ブーテラ(Shirine Boutella)のほうかも。
例の(それほどおもしろくなかったドラマの)『ルパン』で、
女性刑事役を演じていた女優です。
名前からも想像できる通り、
彼女はアラブ系で、
1箇所だけ、アラビア語をしゃべる場面もありました。
彼女が今後、
どんな役柄をどんな風にこなしていくのか、
興味があります。