『クリスマス・フロウ』
を見てみました。
ドラマと言っても、エピソードが3つあるだけなので、
すぐ見終わります。
主人公リラは、
女友達二人(ともに白人)と、
レ・シモーヌというフェミニスト・グループを結成しています。
これは、Les Simones。
つまり、シモーヌ(・ドゥ・ボーヴォワール)たち、ってことですね。
で、彼女らは、
超有名ラッパーにして、
ミソジニストで女好きというマルキュスを攻撃します。
が、このラッパーとさまざまに出会ううち、
リラとマルキュスが恋に落ち……というお話です。
まあ、おもしろい、かな。
設定自体はおもしろいので、
滑り出しはいい感じで、
その後のエピソードのそれぞれも、
悪くはないんですが、
結局、ストーリーがとても弱い。
物語を作る力がないので、3話で終わってしまった感じです。
厳しく言うと、思いつきで終わった感じ。
むしろ注目すべきなのは、
リラを演じたシリン・ブーテラ(Shirine Boutella)のほうかも。
例の(それほどおもしろくなかったドラマの)『ルパン』で、
女性刑事役を演じていた女優です。
名前からも想像できる通り、
彼女はアラブ系で、
1箇所だけ、アラビア語をしゃべる場面もありました。
彼女が今後、
どんな役柄をどんな風にこなしていくのか、
興味があります。