2022年1月4日火曜日

『ドント・ルック・アップ』

まあお正月だし、
ここはアメリカ映画の大作でしょうということで(?)、
ネトフリの

『ドント・ルック・アップ』

を見てみました。


主演はディカプリオで、
相手役はミスティーク、
じゃなくてジェニファー・ローレンスです。
メリル・ストリープも、大統領役で出ています。
アナウンサー役のケイト・ブランシェットも。
なかなか豪華。

ミンディ博士(ディカプリオ)は天文学者で、
ケイトは彼の研究室のPh.Dです。
ケイトはある研究中に、巨大彗星を発見します。
これはすごい! となって、
博士が地球との距離を計算してみると、
6ヶ月後に、それが 0 になることが分かりました。
0?
そう、地球滅亡です。
で二人は、なんだかんだで大統領に会って危機を訴えるのですが……
という物語です。

結論から言うなら、なかなか面白かったです。
2時間以上あるんですが、
飽きることも緩むこともありませんでした。
とりわけ終わり方が潔くて、
またここまでのさまざまな皮肉などが鬼気を帯びることになり、
よかったです。

<以下、少しだけネタバレします>

なので、トータルとしては十分面白かったんですが、
あえて物足りない点を挙げるなら、
それはまず、ミンディ博士という人が、
深みに欠けるということでしょう。
いい人で、ただ弱さがあり、感情的にも不安定ですが、
それは問題じゃないんです。
そうじゃなくて、なんと言うか、
考えが浅い感じ? でしょうか。
そしてもう1つは、
「神」の扱い方です。
政治も、メディアも、PCも、
エリートも、ワーキング・クラスも、
さまざまな形でからかわれていて、
それは映画のおもしろさでもあるのですが、
ただ1つ、あまりにナイーヴに、
まったく皮肉を伴わずに提示されてるもの、
それが「神」なのです。
世界をマーケットとするアメリカ映画としては、
「神」を揶揄することだけはできなかった、
ということなのでしょうか?
ただわたしからすれば、不徹底にも感じられました。
まあ、「神の死」なんかを持ち出すと、
エンタメとしては重くなっちゃうんでしょうけど。

というわけで1番よかったのは、
ジェニファー・ローレンス、かな?
でも、繰り返しますが、
十分楽しめる映画でした。